ボイル撃ち!

流れ星銀次郎

2011年05月29日 03:51

深夜、仕事に煮詰まってしまいました。
こんなときは「釣りに行くしかない」です。
って、こんな雨の中を?
もちろん、キアイを入れて下流でウエーディングはできません。
制限時間を30分と決めて家を出ました。
そう「あの場所」へです(笑)。

サスガに、この土砂降りの中
釣りに来ているモノ好きはいませんでした。
このヘタレを除いて。

徒歩3分で現着するなり早々にキャスト。
やはり流れが速くてダメかも。
過日と同じ場所で勝負開始です。

「一匹でも釣れたら帰る」

案外、そう決めると簡単に釣れちゃうもんです。

ココン、ギュ~ン!
ってな感じで即、釣れました~!
流れの強い流芯を超えてのランディングなので
一瞬、そこそこのサイズかと思いましたが
40センチぐらいのチビちゃんでした。


ピンボケ


では、帰るとするか。


と思ったら、なんとボイル?
あの流れの中でかぁ?

かなりシッカリと流れている中で
ボキュ! と何度も派手にやってます。
足元近くで鯉がパクパクやっていたので
最初は鯉かと思いましたが……。

しかし、マジで遠すぎる。
対岸から投げたら目の前という距離です。

しかたないから、思いっきり遠投をカマす。
流れを漂わせてボイルした付近をかすめると

……ス~ッとティップが入るカンジ。
ギュンと合わせを入れると
ゴゴゴン!とHIT。
しかし、遠すぎたせいか、すぐにバレました。
(お決まりのバラシ)

ボイルはシーバスでした。

じゃ、もう少しだけ。
少し間を置いて様子を見る。
また、ボイル。
釣れたサイズよりは明らかに大きめ。


すかさず、ボイルした辺りを流れるようにキャスト。
ス~~~~~~~ッ、ゴゴン!
またHITです。
が、すぐにバレてしまいます。
ガツン!という喰い方じゃないのがシャクです。


こうなると意地でも掛けたいのが人の常。
間髪いれずにキャスト。

……沈黙。

もう見切ったのかいな。
じゃ、別のルアーを投入。

……喰いません。

気がつくと背後にカップル。
この雨の中、何しに来たんじゃ?

で、最初のルアーに戻して再開。
フルキャストしても、僅かに届きませんがな。
ほとんど対岸近くの瀬に着いているカンジ。

バカのように投げ倒します。
うまく風に乗ってポイントまで届くと
コン、ココン!とバイト。
ちょっとタイミングを外して合わせると
ギュイ~ン! と走り出す。

なぜか背後の♀が
「キャ~! 釣れちゃったみたい!」と歓声。

そうです、釣ったのではなく「釣れちゃった」んです。
ところがこいつも流芯手前でバレました。

「あ~あ」と小さなため息が聞こえました。
まさか、こんな雨の中で他人の彼女に応援されるとは思いませんでした。

♀「もう釣れないのかなぁ」

帰ろうとしたのに、なんだか帰れない雰囲気。
しかたないから、暫く投げて様子をみましたが
魚たちも懲りて散ってしまったようです。

いつまでやってもキリがないし
制限時間を過ぎてしまったので帰宅しました。
すまんな、他人の彼女。

帰宅して気がつくとデジカメも濡れ濡れ。
こりゃヤバいかなと思いましたが
なんとか大丈夫そうなので一安心。

で、仕事再開となりました。
今は、また気分転換中です。

あんな小場所?で魚がバンバン入ってきたら
そりゃ楽しいだろうなぁとシミジミ。
昔は、このヘタレもあの場所でたいへんお世話になったんだし。

しかし、この台風後の混雑が見物ですね。

みなさん、大漁祈願しております。


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